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レベル1|【薬局向け】動画の素材作成(録画)・編集・アップロードの仕方まとめ

動画の編集ができるようになりたい

でもどのようにして作ったらよいか分からない…

という人に向けて、動画を作る手順について、『ゼロから始める動画編集』について10のレベルに分けてまとめてみました。

レベル1〜レベル10まで手順に従って実践していくことで、研修・教育、採用、マニュアル作成などの場面で必要となってくる動画編集スキルを身につけることができます。

今回はレベル1です。

レベル1では、薬局での研修・教育、採用、業務マニュアルなどの作成の際に使用する動画編集のスキルについて紹介します。

今回は、動画の素材作成(録画)から始まり、編集、あなたのWEBサイトへの動画のアップロードの仕方までの手順のまとめて紹介します。

では、始めていきましょう!

動画の素材作成(録画)の仕方

まずは動画の素材となる映像の録画の仕方について紹介します。

スマホ・デジカメ・ビデオカメラで録画

薬局関連の業務で動画作成のスキルが必要になってくる場面が多々あります。

具体的には、研修・教育動画、採用動画、業務マニュアル動画などの作成があります。

そして、動画の素材作成(録画)をする際には、それぞれの用途に応じて撮影機材を効果的に使い分けていくことが重要です。

撮影は全てスマホじゃダメなの?

確かに、最近のスマホは非常に高性能なので、どんな場面でも利用できるのですが、3つの機材の特長を踏まえて使い分けていく方が良いでしょう。

3つの撮影機材の特長は下記の通りです。

3つの撮影機材の特長
  • スマホ…手軽に高画質の動画撮影ができ、すぐに共有できる。
  • デジカメ…静止画・動画を高画質で録画でき、レンズの設定が豊富
  • ビデオカメラ…長時間で高性能な動画撮影が可能

これら3つの撮影機材の特長を踏まえると、業務マニュアルの動画の素材作成(録画)には、スマホやデジカメが向いています。

一方、研修・教育動画、採用動画には、ビデオカメラでの録画が適しています。

ZOOMで録画

すでにご存知の人も多いと思いますが、研修・教育動画の最も簡単な作成方法はZOOMの録画機能を使うことです。

ZOOMとは、あなたもすでに使ったことがあるかもしれませんが、オンラインミーティングやウェブセミナーを実施するためのサービスです。

ZOOMはメールアドレスさえあれば、誰でもアカウントを作ることができ、40分以内のオンラインミーティングなら何度でも無料で利用可能です。

そしてZOOMに搭載されている録画機能を使うと、下記のような本格的な動画を誰でも簡単に作ることができます。

画面全体の中での①の部分が説明スライド(パワーポイントなど)、②の部分は演者の動画画像、③の部分は目次などの貼り付け画像などを同時に表示しながら録画することもできます。

パワーポイントのスライドをめくりながら、演者の画像と音声も全て一つの画面で録画することができるので便利です。

この方法を使えば、最も簡単に動画を作成することができます。

ただし、動画作成の際には一発撮りを要求されるので、途中でNGを出した場合は、もう一度撮り直すか、この後に紹介する編集で不要な箇所を切り取る必要があります。

ここで紹介した動画の素材作成(録画)の仕方については、『ゼロから始める動画編集の仕方』のレベル2で具体的に紹介していきます。

動画の編集の仕方

次に録画した動画の素材を編集する作業を紹介します。

撮影した動画をそのまま使ってはダメなの?

そうですね。

それはやめた方がいいですね。

実際に録画した動画を閲覧してみると一目瞭然です。

録画しただけの動画では、演者が咳き込んだり、不要な間があったり、雑音が入ったりしているので、閲覧社にとってこれは結構耳障りです。

なので、完成版の動画にするためには、これらを削除する必要があります。

娯楽としての閲覧用であれば、編集を全く行わない動画でも問題ありません。

しかし、研修・教育・採用などで誰かに見てもらう動画にしていくためには、必ずこれらの余計な間や雑音などを削除しておく必要があります。

また、見ている人に飽きさせないためにも動画にBGMや効果音を入れたりする必要があるかもしれません。

そこで、代表的な動画編集の仕方について3つ紹介します。

パワーポイントで動画編集

1つ目は、マイクロソフトのPowerPoint(パワーポイント)を使用して動画を編集する方法です。

パワーポイントってスライドを作るソフトじゃないの?

確かにそう思う人が多いかもしれませんが、

パワーポイントは、スライド作成以外にも、実は動画の編集まで行うことが可能なんです。

むしろ、動画の編集を行う際には、パワーポイントを使った方法が一番簡単だと思います。

パワーポイントの初期画面で、『挿入』のタブをクリックすると、下図のように動画や音声をパワーポイントに入れ込むことが可能です。

パワーポイント右上画面の①の『ビデオ』をクリックすると、ポップアップが出てきて、あなたの録画機器で撮影した動画をスライドに貼り付けることができます。

同様に②の『オーディオ』をクリックすると、PCや録音機器で録音した音声をスライドに貼り付けることができます。

さらに③の『録画』をクリックすると、パワーポイントのスライドをめくりながらPCのカメラで動画と音声を同時に録画することができます。

パワーポイントでの動画作成の仕方については、『ゼロから始める動画編集の仕方』のレベル3・レベル4で詳しく紹介します。

Windowsで動画編集

次にWindowsのパソコンで編集する方法を紹介します。

マイクロソフト社は以前、Windows用の無料動画ソフト『Windowsムービーメーカー』というソフトを無料で配布している時期がありました。

でも、残念ながら今ではもう配布されていないので使えない状況です。

その代わりに、今よく使われている無料の動画編集ソフトとして『OpenShot』などがあります。

出典:OpenShot

この『OpenShot』は、Windowsに限らず、様々なPCで使用することができます。

私も当初はこれを使っていたのですが、個人的な意見ですが、編集機能に限界があり、今はあまり使っていません。

では、ズバリWindowsでの動画編集ソフトで最もおすすめは?

私は、現在Macを使っていますが、Windowsを使用していた時にずっと使用していた動画編集ソフトがあります。

動画編集を専門としている友人から、初心者用でも使いやすい動画編集ソフトとしてすすめられたのがこれです。

CyberLink社が出している『PowerDirector』という動画編集ソフト。

製品版(ULTIMATE SUITE・ULTRA)、サブスクリプション版がありますが、まずは1ヶ月版を使ってみても良いかもしれませんね。

気に入れば製品版の購入か、1年のサブスクリプション版の契約に移行していくと良いでしょう。

私は当時、Windowsの製品版を長年使用していましたが、今はMacの『iMovie』と『PowerDirector 365』を使っています。

PowerDirectorでの動画作成の仕方については、『ゼロから始める動画編集の仕方』のレベル5・レベル6で詳しく紹介します。

PowerDirectorには無料体験版があります。

ほとんど全ての機能が使えるが、動画化するときにPowerDirectorのロゴが入るだけなので、一度どんなソフトか試してみて下さい。

無料体験版はこちら

Macで動画編集

もしあなたがMacを持っているなら、

結論から言います。

動画編集ソフトは初心者のうちは購入する必要はありません。

これは断言できます。

Macでの動画編集なら、全てのMacPCに標準搭載されている『iMovie』という動画編集ソフトで十分です。

私はMacを購入してからは、ずっと『iMovie』というソフトを使用しています。

iMovieには動画編集機能はもちろん、『予告編作成』という機能も付いており、写真と文字を入力するだけで、ハリウッド作品の予告編のような高クオリティの動画が簡単に作れます。

出典:iMovie(予告編作成)

予告編作成機能では、約30種のテンプレートが用意されており、様々なショート動画を作成できます。

この機能は本当に便利で私もよく使用しています。

iMovieでの動画作成の仕方については、『ゼロから始める動画編集の仕方』のレベル7・レベル8で詳しく紹介します。

動画のアップロードの仕方

動画の編集が完了したら、それを他の人にWEBにアクセスして閲覧してもらうための操作(アップロード)が必要です。

そういった動画のアップロードの仕方について2つ紹介します。

YouTubeを利用する方法(一般公開)

まず1つ目は、あなたの作成した動画をYouTubeにアップする方法です。

Gメールのアカウントを持っていれば、動画をYouTubeに無料でアップロードできるので、これが最も簡単です。

ただしYouTubeには欠点が1個だけあります。

それは、アップロードすれば、一般の人にも公開されてしまうことです。

あなたの薬局の紹介動画や採用動画ならば公開されても全く問題ないのですが、教育・研修動画や業務マニュアルの動画の場合は、ちょっと困ります。

そこでこんな疑問が出てきます。

YouTubeの閲覧にはパスワードロックがかけられないの?

残念ながら現在のYouTubeでは、動画のパスワード設定はできません。

しかし、検索からの動画へのアクセスを禁止して、URLを知っている人だけが動画にアクセスできるようにすることはできます(限定公開)。

これである程度の閲覧制限をかけることができますが、それでもURLさえ知っていれば誰でも閲覧することができます。

動画の閲覧制限をかけたいときは、次に紹介する『動画閲覧に制限をつける方法』方法で動画をアップロードしていきましょう。

YouTubeへの動画のアップロードの仕方については、『ゼロから始める動画編集の仕方』のレベル9で詳しく紹介します。

まとめ
  • 動画のアップロードはYouTubeが最も簡単
  • 会社(薬局)の紹介動画、採用動画のアップロードに適している
  • 教育研修動画、動画マニュアルのアップロードには不向き

動画閲覧に制限をつける方法(パスワードロック)

先ほど紹介したYouTubeへの動画のアップロードに対し、社内(薬局内)での限定公開のための動画のアップロードの仕方について紹介します。

結論から申しますと、あなたが作成したWEBサイトに動画を直接貼り付ける方法です。

こうすると、あなたの作成したWEBサイトにアクセスしない限り、動画を閲覧することができません。

しかし、こういった疑問が出てきます。

WEBサイトのURLさえ分かれば誰でも動画を閲覧できるのでは…?

そうなんです。

このままでは、URLさえ知っていれば、誰でもあなたのWEBサイトにアクセスできて、動画を閲覧することができます。

そこでWEBサイトにBasic認証を設置します。

Basic認証とは、WEBサイトにアクセスする際にかける認証のことで、具体的にはアクセスする際に、下記のような、ユーザー名とパスワードを設定する方法です。

これにより、WEBサイト内にアクセする際に、ユーザー名とパスワードしか知らないユーザーしかWEBサイトの中にアクセスできない仕組みが作れます。

社内(薬局内)のみで閲覧する教育・研修動画、動画マニュアルを作成する際には、Basic認証を設置したWEBサイトの中に、動画を直接格納するようにしていきましょう。

WEBサイトの作り方については、このサイト内で詳しく紹介しているの良ければご活用ください。

また、動画閲覧に制限をつける方法については、『ゼロから始める動画編集の仕方』のレベル10で詳しく紹介します。

まとめ
  • 社内(薬局内)閲覧の動画のアップロードに使用する
  • 教育研修動画、動画マニュアルのアップロードに適している
  • 会社(薬局)の紹介動画、採用動画のアップロードには不向き

まとめ

ゼロから始める動画編集のレベル1について紹介してきました。

レベル1では、社内(薬局内)での研修・教育、採用、業務マニュアルなどの作成の際に使用する動画編集のスキルについて紹介してきました。

今回は、ダイジェスト版として、動画の素材作成(録画)から始まり、編集、WEBサイトへのアップロードの仕方までの概要を解説してきました。

この後のレベル(レベル2〜レベル10)で具体的にその作成の手順を紹介していきます。

次のレベル2では、ビデオ・デジカメ・スマホでの素材の録画や、ZOOMを使った動画の作成について詳しく紹介していきます。

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