レベル1〜レベル10の手順で作れる『ゼロから始める動画編集』。
今回はレベル6です。
レベル6では、WindowsのPCで行う動画編集の仕方について、動画編集ソフトを使用して実際にどのように編集していくかについて紹介していきます。
前回のレベル5と同様、PowerDirector 365を使って具体的に解説していきます。
では、始めていきましょう!
目次
PowerDirectorを無料ダウンロード
まだダウンロードしていない人は、まずは、動画編集ソフトのPowerDirector 365の無料体験版をダウンロードしましょう。
無料体験版はこちら
動画編集の手順(7つの手順)
PowerDirectorを使っての具体的な動画編集は、私の説明より、こちらのPowerDirector Japanの公式動画の方が分かりやすくまとまっているので、この動画をご覧ください(8分28秒)。
画面中央の『再生ボタン』を押すと再生されます(音量が出るので気をつけて下さい)。
動画を見て頂けたらお分かりだと思いますが、動画編集の基本は下記の7ステップになります。
それぞれのステップで、動画だけでは少し足りない部分について、より詳しく私の方で書き足しておきます。
では【Step1】〜【Step7】の手順で動画を編集していきましょう。
【Step1】PowerDirectorに画像・動画・音声を取り込む
まず最初は、様々な素材をPowerDirectorに取り込むところから開始します。
動画の40秒〜1分25秒の部分をご覧ください。
取り込む画像に関しては、ご自身で撮影されたものだけでなく、著作権フリーの下記の画像やイラストなども使っていくと良いでしょう。
- いらすとや
- イラストAC
- pixabay
- 写真AC
- ぱくたそ
著作権フリーの素材・無料画像の使用については、下記の記事内で詳しく紹介しています。
また音声に関しては、人の声の代わりにレベル4で紹介してきた、音声読み上げソフトを使用しても良いでしょう。
【Step2】動画のカット・長さ調整
次のステップは、動画の不要な部分をカットする編集です。
動画の1分25秒〜2分35秒の部分をご覧ください。
この編集も実際の場面ではよく使います。
例えば、ZOOMなどで撮影した動画には、演者が咳込んだり、沈黙の時間があったり、途中で中断してしまったりなど、余計な『間(ま)』が多く入っている場合があります。
そんな時には、
カットしたい『間(ま)』の前後をカッターアイコンで分割し、その部分の動画を削除することで、余計な間を削除でき、演者の話をスムーズに編集することができます。
【Step3】トランジション効果を入れる
そして次は動画のトランジション効果です。
動画の2分35秒〜3分22秒の部分をご覧ください。
動画を制作したけど何か物足りない感じがする…
動画に何かメリハリがない…
もし動画作成した際に、そのように感じているならば、トランジション効果の入れるだけで、見違えるように質の高い動画になります。
ただ、トランジション効果が多すぎて、どれを使えば良いか分からない…
トランジション効果に関しては、PowerDirector Japanの動画で、さらに具体的に分かりやすく解説しているので、貼り付けておきますね(5分30秒)。
ここで紹介しているトランジション効果で、私もよく使う基本的なトランジション効果のベスト3を紹介しておきます。
- フェード
- ぼかし
- スピン(水平)
私はこの3つをよく使うので、お気に入りに入れています。
初心者のうちは、どんな動画編集にも無難に使える『フェード』をメインに使っていくと良いでしょう。
『フェード』を入れると、動画が徐々に薄くなっていき、次の動画に移っていく効果を入れることができます。
これを入れるだけで画面の切り替わりにメリハリができ、プロっぽい仕上がりになります。
メニュー左の『トランジションルーム』の『一般』に格納されているので、お気に入りなどに入れておきましょう。
【Step4】タイトルや文字を入れる
次は、動画の最初のタイトル、動画の途中・最後などにテキストアニメーションを入れていきます。
動画の3分22秒〜4分37秒の部分をご覧ください。
PowerDirectorの左メニューの『タイトルルーム』をクリックすると、様々なタイトルテンプレートが出てきます。
テキストアニメーションの入れ方に関しては、PowerDirector Japanの動画で、さらに具体的に分かりやすく解説しているので、貼り付けておきますね(4分55秒)。
PowerDirectorには動く文字のテンプレート(モーショングラフィック)がたくさんあります。
上記の動画内でも解説していますが、タイトル、動画内の吹き出し文字、動画の最後などに効果的に使っていくとメリハリのあるプロ並みの動画になっていきます。
【Step5】字幕を入れる
そして次は、動画に字幕を入れていきます。
動画の4分37秒〜5分35秒の部分をご覧ください。
YouTubeなどで動画を見ているとお気づきだと思いますが、動画に字幕がついているとすごく見やすくなりますよね。
じゃ、字幕は入れたほうがいいんですね!
確かにそうなのですが、
実際に動画編集を一度でも行ったことがある方ならお気づきだとは思います。
『字幕を入れる編集作業は本当に本当に時間がかかり大変!』なんです。
字幕入れは、どのタイミングで字幕を入れるかのタイミングの設定、また字幕をどのタイミングで消すかの設定をナレーションに合わせて手作業で行うしかなかったのです。
それが、PowerDirectorなら自動で字幕が入る『AI字幕起こし機能』が標準装備されています。
正直、この機能は動画編集者にとって待ちに待った念願の機能なんです。
経験者なら本当にこの機能のありがたさがしみじみ分かると思います。
字幕の入れ方に関しては、PowerDirector Japanの動画で、さらに具体的に分かりやすく解説しているので、貼り付けておきますね(3分42秒)。
『AI字幕起こし機能』は本当に便利です。
この機能を使って、動画編集に字幕を入れて、閲覧者にとって分かりやすい動画にしていきましょう。
【Step6】BGMや効果音を入れる
そして動画にBGMを入れていきます。
動画の5分35秒〜7分35秒の部分をご覧ください。
BGMがあるかないかで動画の雰囲気が随分と変わります。
動画の雰囲気にあったBGMを入れて、閲覧者にとって見ていて飽きない楽しい動画作りをしていきましょう。
BGMの入れ方に関しては、PowerDirector Japanの動画で、さらに具体的に分かりやすく解説しているので、貼り付けておきますね。
動画を見ていただければお分かりの通り、PowerDirectorでは、BGMを入れる際に様々な編集ができます。
主な編集は下記の5つです。
- スマートフィット…動画の長さに合わせてBGMの長さを自動調整
- 音量調節…ナレーション、BGMの音量を別々に調整できる
- フェードイン…動画の始まりのBGMが小さい音から徐々に入れることができる
- フェードアウト…動画の終わりのBGMを徐々に小さくしていくことができる
- オーディオダッキング…ナレーションを話している時だけBGMの音量を下げる
動画内で紹介されていた5つですね。
また、BGM・効果音に関しては、レベル3で紹介した『YouTubeオーディオライブラリ』や『効果音ラボ』などからも選んでも良いと思います。
動画編集では、音楽(BGM)は重要な要素なので、この動画を何度も確認し、オーディオ編集の方法をマスターしておきましょう。
【Step7】動画を保存する
最後に編集が完了した動画を保存します。
動画の7分35秒〜7分47秒の部分をご覧ください。
ここの設定は使用用途に応じて変えていただくのですが、
一般的に、
ファイル形式は『H.264 AVC』、ファイル拡張子は『MP4』、プロファイル名/画質は『MPEG-4 1280×720/30p(16 Mbps)』で良いでしょう。
まとめ
ゼロから始める動画編集のレベル6について紹介してきました。
今回は、WindowsPCで行う動画編集の仕方について、私が使用しているおすすめの動画編集ソフト(PowerDirector)での具体的な編集の仕方について紹介してきました。
ここで紹介した7つのステップで操作を行なっていけば、どなたでも動画編集ができるようになります。
動画編集スキルを身につけて、動画マニュアル、研修・教育動画、採用動画などを編集していけるようになっていきましょう。
次のレベル7では、MacPCの利用者向けに、『iMovie』というMacに標準装備されている動画編集ソフトを使った動画編集の仕方について紹介していきます。
NEXT > レベル7『動画編集の仕方まとめ(Mac編①)』