レベル1〜レベル10の手順で作れる『ゼロから始める動画編集』。
今回はレベル5です。
レベル5では、WindowsのPCで行う動画編集の仕方について、実際にどんな動画編集ができるかについて紹介していきます。
今回の動画編集は、動画編集ソフトを使って行います。
動画編集ソフトを使えば、前回のレベル3・レベル4で紹介したPowerPointでの動画編集よりも、さらに様々なバリエーションの動画を制作できるようになります。
では、始めていきましょう!
目次
Windowsでの動画編集
結論から申します。
Windows PCで動画編集をする際には、動画編集ソフトを使いましょう。
確かにレベル1でも紹介したオンラインの無料動画編集ソフト『OpenShot』もありますが、やはり編集機能に限界があります。
では、ズバリWindows PCの動画編集ソフトで最もおすすめは?
レベル1でも紹介してきましたが、
コスト面、機能面、使いやすさの3つの視点で、初心者〜上級者まで幅広くカバーできるPowerDirector 365(パワーディレクター)が最もおすすめです。
私はMac版のPowerDirector 365 を使っています。
500以上の音楽、3,000以上の効果音がソフトに標準装備。
また、SHutterstock / Getty Images に登録すれば、数百万点の動画、数百万点の画像、数千曲の音楽を無制限で利用可能。
他にも、すぐにオープニング動画が作れる無料テンプレートなども付いており、あらゆる動画製作に必要なツールが全てそろっています。
7年連続国内販売シェアNo.1はダテじゃありません。
WindowsのPCで動画編集を行うなら、このソフトを選んでおくと間違いないでしょう。
無料体験版(全ての機能が使えるが完成動画に宣伝ロゴが入る)もあるので、ぜひ一度試してみてください。
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動画編集ソフトでできる動画編集
では、動画編集ソフトを使うと、どういった動画編集ができるかを紹介していきます。
結論から申しますとありとあらゆる動画編集が可能です。
ZOOMで収録した動画の編集
すでにレベル2で紹介してきましたが、
ZOOMには録画機能があり、ZOOMを行いながらスライドショーと演者の動画を同時に録画することができます。
下図のような動画ならZOOMを使って簡単に作ることができます。
ただ、ZOOMでの動画制作には1つだけ欠点があります。
それは一発撮りで、もし演者が途中で咳込んだり、途中で周りの雑音が入った場合は、撮り直しをしなければならないことです。
これは演者にとって凄くプレッシャーです。
その点、動画編集ソフトを利用すれば、そんなプレッシャーからは解放され、不要な部分を後からカット編集することができます。
他にもBGMや効果音や字幕を入れたりもできるので、より本格的な動画編集が可能です。
複数の動画を繋ぎ合わせて編集
例えば、身だしなみ、接遇、服薬指導など、実際にお手本を見せたい動画マニュアルを作成する際に、動画編集ソフトは大活躍です。
細々なシーンをたくさん撮っておけば、素材動画を後で繋ぎ合わせたり、カットしたり、動画を一時停止してそこで解説を入れたりなど、
今まで現場でお手本を見せながら教えていた教育(OJT教育)の動画化に動画編集ソフトは非常に助けになります。
BGM、効果音、ナレーションなども一緒に入れるとさらに効果的な動画マニュアルが仕上がります。
PowerPointと動画を組み合わせた動画編集
例えば薬局紹介(会社紹介)などの動画製作には動画とPowerPointを混ぜて動画を作成すると、プロ並みの仕上がりの動画になります。
私が人事部に所属しているとき、
WEB会社説明会、社員の本音座談会、現場で働く社員密着レポなど、本当に多くの動画を動画編集ソフトで作成していきました。
例えば、
薬局(会社)の説明はPowerPointのスライドで、現場で働く人のインタビューや現場で働いている姿は動画でなど、組み合わせて作成すると効果的です。
特に会社説明会(薬局紹介)の動画は、外部に依頼すると軽く100万円を超えたりするので、
動画編集が得意な私のもとには、経費節約の目的で多くの採用関連動画の作成依頼があり、全て動画編集ソフトで作成してきました。
毎年作成していたので、経費削減効果は恐らく数百万円だったと思います。
特に採用関連の薬局紹介(会社紹介)は毎年新しいものを作成しないと陳腐化してしまうので、動画編集ソフトを使って作成して、YouTubeなどにアップしておくと良いでしょう。
動画編集ソフトの主な編集機能
ではここからは動画編集ソフトの編集機能について具体的に紹介していきます。
まずは、私が使用しているPowerDirector 365(パワーディレクター)の画面を使ってどの動画編集ソフトでもほぼ共通して編集できる機能について紹介します。
また、PowerDirector 365の公式動画で、その機能を分かりやすく説明している動画があったので参考までに添付しておきます(7分22秒)。
動画・写真・音声を取り込める
動画編集ソフトでは、動画・写真・音声(BGM・効果音・ナレーション)を取り込むことができます。
PowerDirector 365の動画編集画面の下図の赤で囲んだ①の部分に動画・写真・音声などをドラッグ&ドロップで取り込めることができます。
①に素材を集めると、②のタイムラインに素材をドラッグ&ドロップで動画編集を進めていくことができます。
タイトル・文字の挿入・装飾機能
動画のタイトルや文字の挿入する際に、すでに用意されたデザインのものを使用したり、自分で用意したテキストを色々なデザインにすることができます。
①のタイトルルームをクリックすると、②にあらかじめ用意された様々なタイトルテンプレートが出てきます。
これらのデザインの中から、自分の好みのタイトルデザインを選ぶことができます。
もちろんタイトルに含まれる文字や色は自分好みに変更することは可能です。
上記の動画では、2分30秒の部分からタイトルの挿入・装飾について説明をしています。
トランジション効果
トランジション効果とは、2つの動画素材の間をエフェクトでスムーズに繋いでくれる効果です。
これにより2つの動画の切り替わる際に、様々なエフェクトを付けることができます。
①のトランジションルームをクリックすると、②にあらかじめ用意された様々なトランジション効果の候補が出てきます。
これらの中から、自分の好みのトランジション効果を選ぶことができます。
上記の動画では、2分53秒の部分からトランジション効果の説明をしています。
どんなイメージか、一度動画で確認してみてください。
エフェクト効果
エフェクト効果では、動画の背景の色を変えたり、様々な特殊効果を動画につけることができます。
①のエフェクトルームをクリックすると、②にあらかじめ用意された様々なエフェクト効果の候補が出てきます。
人物の周りに様々な効果を出すボディーエフェクトや、背景に様々な効果を出すフレンドエフェクトなど、効果的に使うとインパクトのある動画を編集することができます。
上記の動画では、3分19秒の部分からエフェクトの説明をしています。
その他の主な機能
動画編集ソフトには、他にも様々な機能があります。
その他の代表的な機能を紹介しておきます。
- カット機能…動画の必要な部分を切り取って繋ぎ合わせる
- トリミング機能…動画の不要な部分を削除する
- クリップの並び替え…動画素材を自由自在に並び替える
- フェードイン…動画の始まりに映像や音声を徐々に出していく
- フェードアウト…動画の終わりに映像や音声を徐々に消していく
他にもまだまだあります。
一度、無料体験版でどんな仕様かを試してみてください。
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PowerDirector 365(パワーディレクター)の特長
Windowsで使用できる動画編集ソフトはたくさんあるのですが、私はWindowsのPCを使っている時にはPowerDirector 365をずっと使用していました。
Macを使っている現在は、用途に応じてiMovieとPowerDirector 365を使い分けて使用しています。
ここではPowerDirector 365の『この特長があるから特におすすめ』の点を紹介していきます。
BGM・効果音の無料素材が豊富にある
PowerDirector 365には、すでに標準装備されている音楽が500曲以上、効果音が3,000以上あります。
さらに、SHutterstock / Getty Images に登録すれば、数百万点の動画、数百万点の画像、数千曲の音楽を無制限で利用可能です。
一般利用の場合でしたら、標準装備の無料素材で十分だと思います。
字幕機能
動画編集の際に、動画下に字幕をつけたい場合も、PowerDirector 365なら音声を自動的にテキストに変換し、字幕を付けてくれる機能を標準搭載。
この機能で字幕をつける際の作業効率が一気に上がります。
以下の手順で簡単に字幕をつけることができます。
PowerDirector 365のトップページの『AI 自動文字起こし』をクリックする。
赤で囲んだ部分に動画・音声ファイルをドラッグ&ドロップする。
『自動文字起こし』をクリックする。
音声が自動的に字幕として出力される。
動画・タイトルテンプレート
他にもオープニング、エンディングに使用する動画のテンプレートも標準装備で無数にあります。
編集する動画にオープニングやエンディングにつけるだけで、本格的な動画を作成することができます。
またタイトルテンプレートも豊富に用意されています。
アニーメーションのついた躍動感のあるタイトルなども複数あり、冒頭のタイトルだけでなく、動画の途中に吹き出しとしても使えます。
各種映像編集機能
PowerDirector 365の特長は、ここで紹介したもの以外にもまだまだたくさんあります。
PowerDirector 365のトップページの下に、ショートカットが用意されているので、そこで様々な動画編集機能を確認することができます。
Windowsのパソコンを持っている方は、まずは無料体験版をダウンロードしてみて、試しに使ってみてください。
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まとめ
ゼロから始める動画編集のレベル5について紹介してきました。
今回は、WindowsPCで行う動画編集の仕方について、私が使用しているおすすめの動画編集ソフトでどういった編集ができるかについて紹介してきました。
動画編集ソフトを使うとありとあらゆる動画の編集が自由自在にできます。
ここで紹介した基本機能を使いこなしていきましょう。
次のレベル6では、WindowsPCの利用者向けに、動画編集ソフトを使った本格的な動画編集の仕方について具体的に紹介していきます。
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