レベル1〜レベル20の手順で作れる『ゼロから始めるWEBサイト作り』。
今回はレベル16です。
レベル16では、あなたのWEBサイトの記事を作成していく時の5つの注意点について紹介します。
あなたのWEBサイトは、いわばインターネット上のあなたの店舗のようなもの。
店舗を出すからには必要最低限のルール(法律)を守っていく必要があります。
あなたのWEBサイトがGoogleから高く評価してもらうためにも、ここで紹介する5つの注意点に関してきちんと対応しておきましょう。
では、始めていきましょう!
目次
著作権に気をつける
あなたのWEBサイトで記事を作成していると、
この画像・動画を貼り付けたい
こういったことが多々出てきます。
そんな時にはWEWB上での著作権のルールについてしっかりと理解しておく必要があります。
WEB上での著作権のルールには、『引用が不要なケース』と、引用元をきちんと示さないといけない『引用が必要なケース』があります。
どの場合が引用不要・引用必要なのかのケースを知り、引用が必要な場合は、どのような操作を行えばあなたのWEBサイトに文章・画像・動画を貼り付けることができるかを紹介していきます。
引用が不要なケース
結論から申しますと下記の2つのケースに関しては、引用の操作は不要です。
- 画像素材を貼り付ける(無料画像)
- SNS投稿(X、インスタグラムなど)を貼り付ける
レベル8で紹介してきた無料画像の使用に関しては引用不要で使用することができます。
あとは、Xやインスタグラムに関しても、あなたのWEBサイトに貼り付けたとしても、著作権の侵害には当たりません。
なので引用の操作も不要で、そのまま貼り付けても問題ありません。
引用が必要なケース
一方、あなたのWEBサイトに貼り付ける際に、著作権のルールに則って、『引用』の操作が必要なケースは下記の通りです。
- アーティストの歌詞
- WEBサイトのスクリーンショットの画像
- WEBサイトのテキスト文章や書籍(文章・画像共に)
こういった場合は、あなたのWEBサイトの記事の中で、閲覧者の理解を助ける目的ならば一部分を引用してあなたのWEBサイトに掲載することができます。
その場合は、下記の『引用』の操作を行って、文章や画像を引用していきましょう。
引用の操作の仕方
ますは文章を引用するための操作の手順を紹介します。
WordPressの記事入力ブロックの右端の『➕』をクリックして、ポップアップの検索窓に『引用』と入力し、下図のマークをクリックします。
↓↓↓
すると、下図のような引用のフレームが出てくるので、ここに引用する文章と、引用元を記載すれば完了です。
引用する文章をここに記入します
引用:○○◯
あと画像の場合は、
画像を記事の中に貼り付けた後、画像をクリックするとポップアップが出てくるので、下図の『キャプションの追加』のアイコンをクリックします。
↓↓↓
そうすると画像の下部にポップアップが出てくるので、①に『出典:引用元』を記入し、出典元の文章の部分を反転選択して、②のリンクボタンをクリックします。
↓↓↓
そうするとボックスが出てくるので、そこにリンク先のURLをコピペしてエンターボタンを押して設定完了です。
↓↓↓
画像下に出典先のリンクが貼り付けられました。
これで画像の引用の操作が完了です。
この様にして、引用が必要なケースについては、記事の中で上記の『引用』の操作を行っておきましょう。
薬機法に気をつける
薬剤師ならご存知だと思いますが、もしあなたのWEBサイトで医薬品や化粧品を取り扱う場合は、薬機法、景品表示法に抵触しないように気をつけておきましょう。
ちなみに薬機法とは、下記の目的で制定された法律です。
第一条
この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。
引用:医薬品、医療機器等の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
具体的には、記事を書く際に、下記の薬機法の法律に照らし合わせて、誇大広告にならないように注意をしておく必要があります(第六十六条)。
第六十六条
何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。
引用:医薬品、医療機器等の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
2 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする。
3 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない。
具体的に言うと、化粧品や医薬部外品などに関して、『安心・安全』『治る』、『効果』、『改善』を前面に出した内容は使ってはいけない表現となっています。
YMYLに気をつける
YMYLってなに?
YMYLとは、『Your Money Your Life』の略で、直訳すると『あなたのお金や命』と訳されます。
これは何かというと、Googleが指摘しているコンテンツのカテゴリーで、特に健康、医療、金融、法律、生命などに関する情報のことを指します。
これらの情報は、WEB閲覧者の生活、健康、安全、経済的状況に直接影響を与える可能性があるため、信頼性の高い情報提供が求められます。
そのためGoogleでは、YMYLに関するWEBサイトに対しては高い品質の基準を設定しており、その分野の専門家や権威ある情報源からの情報を重視して上位表示しています。
じゃ、YMYLのジャンルは手を出さない方が良いの?
絶対ダメと言うわけではありませんが、初心者のうちは難易度が高いので手を出さない方が無難ですね。
具体的に該当するジャンルはこちらです。
- 医療(病気、病院、医療問題など)
- 健康(薬に関するアドバイスなど)
- 金融(仮想通貨、投資、税金、退職金、ローン、銀行、保険など)
- 法律(政府、選挙、公共機関などと法律に関わる内容)
- ニュースや時事問題(国際的なトピックや重要なニュース)
あなたが薬剤師であること、そして実名を出して、SNSの活用、実体験による記事を多く出していかない限り、多くの企業や官公庁のWEBサイトに勝てないので、こういったジャンルを取り扱う時には注意が必要です
記事のコピペに気をつける
インターネットで参考になるサイトを見つけてしまうとついつい文章をコピペしたくなります。
ただ、これはあなたのためにも絶対にやめた方が良いです。
Googleは他のWEBサイトのコピーコンテンツに関しては、非常に厳しく取り締まっており、
最悪の場合、あなたの特定の記事だけでなく、あなたのWEBサイトが低品質とみなされ検索圏外に飛ばされてしまう可能性があります。
一部分の文章をコピーするのもダメですか?
そうですね。
Googleはこの辺りのことは本当に厳しく取り締まっています。
他のWEBサイトの記事を参考にすることは構いませんが、たとえ一部分であったとしてもコピペは絶対にしないようにしましょう。
広告表示をつける
もしあなたのWEBサイトに広告を貼る場合には注意が必要です。
あなたのWEBサイトの目立つところに、『広告』『PR』『アフィリエイト広告』『プロモーション』などの文字を表示する必要があります。
これは広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すステルスマーケティングを規制するための法律(景品表示法)が2023年10月1日から施行されたからです。
詳しくは下記の消費者庁のガイドブックをご覧ください。
なので、あなたのWEBサイトの記事内に広告を貼るときは、下記の手順で『広告』の表示を付ける設定をしていきましょう。
操作は簡単。
記事作成ページの右のメニューの『投稿』のタブを選び、その中の『タグ』の新規タグを追加の下のボックスに、
①『adpr』と入力して、②記事を公開(or更新)しましょう(テーマがSTORK19の場合の操作)。
↓↓↓
そうすると記事ページのタイトルの右上に『広告』も文字が表示されます(レベル16の記事は広告を貼っていないので実際はこの操作を行っていません)。
こういった法律をきちんと守っているサイトは、閲覧者からもGoogleからも信頼されるWEBサイトとしての評価を受けるので忘れず設定しておきましょう。
まとめ
レベル16では、ゼロからWEBサイトを作る人向けに、あなたのWEBサイトで記事を書いていく上での5つの注意点について紹介してきました。
あなたのWEBサイトを閲覧者やGoogleから信頼されるようにしていくためにも、ここで紹介した5つの注意点に留意して記事を作成していきましょう。
次のレベル17では、あなたのWEBサイトで記事を書いていく上での5つのテクニックについて紹介していきます。
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