レベル1〜レベル20の手順で作れる『ゼロから始めるWEBサイト作り』。
今回はレベル15です。
レベル15では、あなたのWEBサイトの記事を書いていく上で重要になってくるキーワードの選定と、記事タイトルのつけ方について紹介します。
どんなキーワードを使ってあなたのWEBサイトの記事を書いていくかで、あなたのWEBサイトが検索上位に表示されるかされないかが決まってきます。
今回は、『キーワードとは何か?』から始まり、キーワードの選定の5つの手順、そして最後に、効果的な記事タイトルをつける上での5つの注意点について紹介します。
では、始めていきましょう!
目次
キーワードとは
まずはここから解説していきますね。
あなたがGoogleで検索をするときの行動を思い出して見て下さい。
例えば、あなたが東京駅にいて、ひとりでも気軽にランチをできる場所を探している時にどのように検索窓に文章を打ち込むでしょうか?
恐らくこんな感じで、『東京駅 ランチ ひとり』と検索窓に入力しますよね。
この検索窓に入力する文字のことをキーワードと呼びます。
今回の場合は、3つのキーワードでしたが、例えばこの3つのキーワードで検索した結果でも見つからない場合は、その次に4つ目のキーワードの『おすすめ』の文字を入力するかもしれません。
こういった検索窓に入力するキーワードには、検索者が何かを探している、悩みを解決したい…など、検索者のニーズが含まれています。
そういった検索者が知りたい情報を探すための単語(キーワード)と、その背景にあるニーズを理解しながら記事を書くことによって、あなたの記事は閲覧者にとって魅力的なものになっていきます。
キーワード選定の5つの手順
では、ここからはあなたのWEBサイトのキーワードの選び方について紹介していきます。
キーワードには検索者の様々な疑問や悩みが背景に隠れています。
これは先ほど紹介してきました。
どういうキーワードで記事を書いていくかを明確にすることは、どういうニーズを持った閲覧者があなたのWEBサイトの記事を読んでくれるかを決めていくことになります。
これはあなたのWEBサイトを運営していく上で非常に重要です。
キーワードはどのようにして選べば良いの?
そこであなたのWEBサイトのキーワード選定の仕方を5つの手順に従って考えていきましょう。
この手順に従ってキーワードを選定していき、記事タイトルを決めて記事を作成していくと良いでしょう。
【Step1】メインキーワードを決める
まずはあなたのWEBサイトのメインとなるキーワードを決めていきましょう。
例えば私のこのWEBサイトでは『薬局(薬剤師)の教育』をメインテーマ(メインキーワード)にしています。
なのでサイトタイトルを『薬局教育部』とし、薬局で勤務する薬剤師に対して実施する様々な研修、人材育成、キャリア形成…などの記事を書いています。
そして薬局での教育にはどんなものがあるかを考えながら、メインキーワードに連結する関連キーワードを考えています。
【Step2】読者ターゲットを想定する
次にあなたのWEBサイトの記事をどんな人に読んでもらいたいかの読者ターゲットを決めます。
- 薬局勤務の薬剤師
- 入社3年目以降
- 自分のキャリアに行き詰まりを感じている
- 将来の自分のキャリア開発をしたい
- 何かを始めたいけど何をすれば良いか分からない
読者ターゲットをできるだけ具体的に決めておくと、読者の疑問、悩みなどを、より具体的に想像できるようになります。
そうすることでWEBサイトの記事を書きやすくなるだけでなく、読者ターゲットに向けて情報を届けるという意識で記事を書くと、結果的により多くの人に刺さるような記事になります。
【Step3】読者ターゲットのニーズを考える
そして読者ターゲットを決めた後は、その読者ターゲットの抱える問題や悩みを考えながら、そんな読者が検索する際に使うキーワードを考えていきましょう。
でもキーワードってそんな簡単に思いつかない…
そう思う人も多いかもしれません。
でも大丈夫。
なかなか思いつかなくても、以前も少し紹介していきた『ラッコキーワード』という無料ツールを使えば簡単にキーワードを見つけることができます。
では次のStep4でその手順を紹介していきます。
【Step4】関連キーワードを検索する
まずは以前も紹介したラッコキーワードにアクセスし、上記の赤で囲んだ箇所にメインキーワードを入力して検索ボタンをクリックします。
例えばここで、『東京駅 ランチ』と入力すると、東京駅でランチをしようとしている人達がどういったキーワードで実際にGoogleで検索しているかを一瞬で調べることができます。
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すると614件のサジェストキーワードがヒットします。
ここで表示される多くのサジェストキーワードの中から、あなたのWEBサイトのコンセプトに合ったキーワードを選んでリストアップして記事を書いていきましょう。
【Step5】検索ボリュームを確認する
そして最後は、Step4でリストアップしたサジェストキーワードが実際にどれくらい検索されているのか(検索数)を確認します。
ここでは、レベル12でも紹介してきたGoogleキーワードプランナーを使用します。
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Googleキーワードプランナーにログインします。
GoogleキーワードプランナーはGメールアカウントを持っていると無料で利用できます。
『検索のボリュームと予測のデータを確認する』をクリックします。
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下図の赤で囲んだ箇所に先ほどラッコキーワードで出てきたサジェストキーワードを貼り付けていきます。
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あなたの調べたいサジェストキーワードを貼り付けていき(複数可能)、『開始する』をクリックします。
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するとGoogleでの実際の月間平均検索ボリュームが出てきます。
ここで月間検索ボリュームを見て、10万〜100万は検索数が非常に多く、このキーワードで記事を作成してもあまりにも競合サイトが多く、あなたのWEBサイトの記事の上位表示は難しいと思われます。
こういった検索ボリュームが非常に多いキーワードでの記事作成は控えておくのが無難です。
1万〜10万も競合サイトがそこそこ多いので、最初のうちは検索数が1000〜1万位のボリュームのキーワードであなたのWEBサイトの記事を作成していくことをおすすめします。
あなたのWEBサイトの記事がどんどん増えてきて、50記事、100記事を越えるようになってきたら、あなたのWEBサイトのドメインもそこそこ強くなってきているので、徐々に1万〜10万のビッグキーワードにチャレンジしていくのも良いでしょう。
記事タイトルをつける上での5つの注意点
キーワードの選定の仕方を理解したら、そのキーワードを使って記事タイトルを作成し、記事を書いていきましょう。
記事タイトルって適当につけたらダメなの?
はいダメです。
なぜなら記事タイトルは、あなたのWEBサイトの記事の内容と同じくらい、あなたのWEBサイトの記事を上位に表示できるかできないかを決める大きな要因になるからです。
では記事タイトルのつける上での5つの注意点を紹介していきます。
ここでの5つの注意点に気をつけておけば、記事タイトルのつけ方で失敗することは無くなるでしょう。
文字数
結論から言うと、タイトルの文字数は30文字位までにしておきましょう。
理由は、GoogleやYahooの検索結果で表示されるタイトルの文字数が32文字までだからです。
これ以上の文字数を超えたタイトルだと、タイトルの末尾が『…』と表示され、あなたのWEBサイトのタイトルが途中でキレてしまいます。
文字数のカウントならこちらの無料ツールを使うと便利です。
赤で囲んだ箇所に、文字を入力すると自動的に文字数をカウントしてくれます。
記事タイトルは30文字位までにする
キーワードを入れる
記事タイトルに検索してもらいたいキーワードを必ず入れましょう。
そういったキーワードを入れることで、閲覧者は、あなたの記事がどういった内容について書かれている記事なのかを素早く判断することができます。
またそういった記事は、狙ったキーワードでGoogleの検索で上位表示される可能性が高くなります。
かといってキーワードの詰め込みすぎも良くありません。
例えばこんなタイトルはNGです。
東京駅のランチでひとりでゆっくりできておしゃれで安いおすすめランチ
このタイトルには、『東京駅』『ランチ』『ひとり』『ゆっくり』『おしゃれ』『安い』『おすすめ』と、7つのキーワードが含まれています。
こういった複数のキーワードが入ったタイトルは読者にとっても分かりにくく、Googleからもペナルティを受けて低品質なWEBサイトと評価されてしまう可能性があります。
注意しましょう。
記事タイトルの関連キーワードは2〜3個までにする
タイトルの構造
これに関しては具体例を出して解説していきます。
例えば、先ほどの『東京駅でのランチ』というメインキーワードをもとに、ひとりでも落ち着いて気兼ねなく利用できる場所を探している方をターゲットにします。
そんな場合、記事タイトルはこんな感じで構成していきましょう。
まずは、この記事のタイトルは28文字ですが、1つの文章のタイトルだと長くなりすぎて閲覧者に見にくいタイトルになってしまうので、タイトルを前半部分と後半部分に分けます。
そして重要なキーワードは前半部分に入れていきます。
ここでは『東京』『ランチ』『ひとり』の3つですね。
そして後半部分位は、前半部分のことを詳しく説明した文章を入れていきます。
全てこの構造にできるわけではないのですが、WEBサイトの記事作成のタイトルの一つの基本の型になってきます。
重要なキーワードはできるだけ左側に配置して短くまとめる
数字を使う
そしてタイトルにはできるだけ数字を入れいくようにしましょう。
これも具体例を示していきます。
先ほど出てきたタイトルに数字を入れてみます。
こうすることで、漠然とおすすめするのではなく、『この3つは特におすすめです!』という印象が読者に伝わり、記事の内容に説得力が増します。
数字を入れることができるタイトルや見出しには、意識して数字を入れていくようにしましょう。
タイトル内にできるだけ数字を入れてリアル感を出し説得力を高める
キャッチコピーを入れる
先ほど紹介した『数字』以外にも、タイトルに入れることによって効果的なキャッチコピーは本当にたくさんあります。
例えば、『〜する方法』『〜まとめ』『〜ランキング』『〜ベスト3』『〜まとめ』『初心者必見!』『体験談』『実例』『徹底解説』…など
こういったキャッチコピーは、あなたがWEBサイトを閲覧していると、上位表示されるWEBサイトでは効果的に使われている事例がたくさんあることに気がつくと思います。
ちょっとアンテナを張って、多くのWEWBサイトの記事を見ていき、あなたの記事作成のお手本になるキャッチコピーを真似ていきましょう。
多くのWEBサイトを見てキャッチコピーのお手本を真似る
まとめ
レベル15では、ゼロからWEBサイトを作る人向けに、あなたのWEBサイトの記事を書いていく上で重要になってくるキーワードの選定と、記事タイトルのつけ方について紹介してきました。
あなたのWEBサイトで記事を作成する際には、ここで紹介したキーワードの選定をしっかり行い、5つの注意点を留意しながら作成していくと良いでしょう。
次のレベル16では、あなたのWEBサイトで記事を書いていく上での5つの注意点について紹介していきます。
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キーワードってなに?