レベル1〜レベル20の手順で作れる『ゼロから始めるWEBサイト作り』。
今回はレベル12です。
レベル12では、WEBサイトのテーマの選定から始まり、テーマの市場調査の仕方、収益化の準備などについても紹介していきます。
いよいよあなたのWEBサイトを作っていくのですが、今後記事作成を行なっていく上での『メインとなるWEBサイトのテーマ』を設定する必要があります。
自分が興味が無く、知識や体験も無いことに関して記事を継続して書いていくことは時間もかかりますし、何よりも苦痛になってしまい長続きしません。
WEBサイト作りは時間をかけて行なっていくものなので、WEBサイトのメインテーマは自分の興味のあること、強み、知識や経験があることにフォーカスして決めていく必要があります。
この記事は少し長くなりますが、テーマの選定を間違えると、いくら記事を更新してもあなたのWEBサイトにアクセスが集まらない、なかなか読んでもらえない…
などのリスクがあるのでしっかりと理解してから次のレベルに進んでいきましょう。
では、始めていきましょう!
目次
WEBサイトのテーマ選定時の3つのポイント
何から始めていったら良いか見当がつかない…
そういった方も多いかもしれませんね。
結論から申しますと、テーマ選びは、『自分の棚卸し』から始めていくのが良いでしょう。
自分の棚卸しとは具体的にどんなことをするかというと、
あなたが小学校〜中学校〜高校〜大学〜社会人になるまでの過去を振り返り、それぞれの場面でどんなことに興味・関心があったり、どんなことに没頭していたか(趣味)、どんなことに悩み・コンプレックスを持っていたかを思い出し文章に書き出してみましょう。
ここにあなたがこれから作成していくWEBサイトのテーマが隠れています。
具体的にいうと、下記の3つのことを中心に過去を振り返り、文章として書き出してみましょう。
興味・強みのある分野
例えば、下記の5つの質問を自分自身に投げかけてみると、興味や強みのある分野を発見できるきっかけを得られます。
ちょっと考えてみてください。
- あなたが仕事をしていて、最も興味のある分野は何ですか?
- あなたが仕事をして最も楽しいと感じる時はどういったことをしている時ですか?
- どのような活動をしているときに時間が経つのを忘れるくらい没頭していますか?
- あなたが仕事をしていて他の人から褒められた時ってどういう時でしたか?
- あなたが今後の目標でどういうことを達成したいと考えていますか?
この5つの質問を自分自身に投げかけて是非じっくり考えてみて下さい。
この質問の答えはきっと、あなたの興味のあること・強みの発見に繋がっていくと思います。
もしどうしても薬剤師の仕事の分野では思いつかなくても、別の分野であっても構いません。
一番大事なことは、あなたが最も興味があって得意である分野にフォーカスしていくことが重要です。
体験や知識が豊富な分野
こちらも5つの質問を用意しました。
下記の5つの質問を自分自身に投げかけてみて考えてみて下さい。
- あなたが仕事をしてきて、どういった経験をしてきましたか?
- その経験で得た知識や知恵はどういったものですか?
- あなたが仕事をしていて、他の人から『凄い』と言われたのはどういった時でしたか?
- あなたの体験や知識が周りに影響を与えてきたと感じる時はどういった時でしたか?
- あなたの専門知識や経験を活かして、どのような問題を解決することができると思いますか?
ここで出てきた答えは紛れもなく、あなたの体験や知識が豊富な分野を特定していくものに繋がっていくと思います。
趣味の分野
趣味は特に無いという人がいるかもしれませんが、これも下記の3つの質問をしてみると、自分では気が付いていない趣味を見つけることができます。
- 暇なとき、何をしている時が一番楽しいですか?
- 休みの計画を立てる時、何をすることが一番ワクワクしますか?
- 子供の頃からずっと続けている・続いていることは何ですか?
これに関してはさすがに薬剤師のキャリアに繋がらない場合があるかもしれませんが、こういった自分の趣味をテーマにしたWEBサイトを作っていっても良いかもしれません。
テーマの市場調査を行う
WEBサイトのテーマが決まったら、そのテーマが需要のある分野かどうかの調査を行う必要があります。
例えばこのサイトは『薬剤師➕キャリア』の2つのキーワードを組み合わせたテーマでサイト運営を行なっています。
サイトのテーマを『薬剤師』だけに絞ってWEBサイトを作っていくとしたら市場が大きすぎて、その結果ライバルとなるWEBサイトも多く存在するため、私のWEBサイトは検索結果の上位に表示されにくくなり閲覧者のもとに届きにくくなってしまいます。
かといってテーマを絞りすぎると、今度はその情報を知りたがる人の数が減り過ぎてしまい、検索結果で上位表示されたとしても、WEBサイトを検索してもらる機会そのものが減ってしまいます。
このあたりの見極めが実は難しいところです。
サイトテーマのキーワードは大きなテーマではなく、2〜3つ位のキーワードを組み合わせた小さなテーマで内容の濃い情報を多く展開していく方が結果的には上位表示されやすいWEBサイトになっていきます。
そこでテーマの候補となるキーワードの抽出の仕方から、テーマのキーワードの検索数の調査までの手順を紹介していきます。
この手順は、レベル15のキーワードの探し方でも使用するので、ここでしっかりと身につけておきましょう。
では手順に従ってあなたのWEBサイトのテーマを決めていきましょう。
テーマ候補のキーワードを検索する
例えばあなたが薬剤師として転職歴が何度か有り、薬剤師の転職に関してのWEBサイトを作るとします。
そんな時のテーマのメインキーワードは『薬剤師 転職』となります。
ただこのままでは、市場規模が大きすぎるので、メインキーワードを組み合わせた2〜3語の複合キーワードを探す必要があります。
そんな複合キーワードを検索するのには、ラッコキーワードが便利です。
ラッコキーワードにアクセスして『薬剤師 転職』と打ち込んで検索ボタンを押します。
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すると『薬剤師 転職』の複合キーワードが下図の通り355件ヒットしました。
この中からあなたのWEBサイトのテーマを決めていきます。
テーマ候補のキーワードの検索数を知る
テーマ候補となるキーワードが決まれば、そのキーワードが実際にどれくらい検索されているかを調査しましょう。
検索ボリュームの調査には、Googleキーワードプランナーを使っていきます。
先ほどのラッコキーワードで出てきたいくつかの複合キーワードを、Googleキーワードプランナーで1ヶ月の検索数を調べていきましょう。
Gメールのアカウントがあれば無料で利用することができます。
Googleキーワードプランナーにアクセスして、『キーワードプランナーを使ってみる』をクリックします。
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次に、『検索のボリュームと予測のデータを確認する』をクリックします。
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下図の画面になるので、赤で囲んだ部分に、先ほどのラッコキーワードの検索で得られた複合キーワードのいくつかを貼り付けていきます。
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複合キーワードは一度に複数貼り付けることができるので、下図のようにコピー&ペーストで候補となる複合キーワードを複数貼り付けます。
↓↓↓
すると複合キーワードの1ヶ月の検索ボリュームが出てきます。
赤の検索ボリュームは、これからWEBサイトを作っていくには競合が多そうなキーワードなので、一般的には黄色(100〜1000)の検索ボリュームのキーワードを選んでいくと良いでしょう。
ただし薬剤師の転職サイトは一般的に競合サイトが多いので、水色(10〜100)の検索ボリュームを狙っていっても良いかもしれません。
実際に検索してみる
最後にあなたのWEBサイトのテーマのキーワードを実際に検索ボックスに入力して検索してみましょう。
その時に、上位20位以内が全て企業の公式サイトの場合は、そのテーマは変更した方が良いでしょう。
理由は競合サイトが強すぎるため、あなたのWEBサイトは記事を更新していったとしても、なかなか上位表示されない結果になってしまう可能性が高いからです。
このようにしてあなたのWEBサイトのメインテーマを決めていきます。
収益化に繋げていく準備を行う
あなたのWEBサイトのテーマが決まれば、このタイミングであなたのWEBサイト運営から収益に繋げていく準備を始めていきましょう。
このサイトの目的は、メインテーマである『薬局薬剤師にキャリアを』という通り、薬局薬剤師の皆さんのキャリアの創造を支援することです。
そしてその先にはあなたの得意分野(キャリア)でお金を稼いでいけるようになってもらいたいという願いが込められています。
収益化についての詳しくは次のレベル13で紹介していきますが、あなたのWEBサイトのマネタイズ(収益化)についてここで簡単に触れておきます。
人の悩みを解決する
ありとあらゆるビジネスは、人の悩みや困りごとを解消するための商品やサービスを提供し、その対価としてお金を頂いて成り立っています。
つまりビジネスでお金を生み出す瞬間は、人の悩みを解決した時です。
あなたのWEBサイトは、今後、多くの人の悩みや困りごとを解決する手段になっていきます。
具体的に言うと、
あなたのWEBサイトの記事を読んだだけで解決できる場合もあれば、読んで行動(商品やサービスを購入)して始めて解決できる場合の2つのケースがあります。
そこであなたのWEBサイトの記事と親和性の高い商品やサービスを前もって調べておき、その商品やサービスの購入が問題解決につながる道筋を案内してあげるだけで、閲覧者は自然と商品やサービスの購入という行動に移っていきます。
商品やサービスを決して売りつけるのではなく、問題解決の手段の提供として商品とサービスの紹介を行なっていき、企業からその紹介手数料を頂くことができるのです。
こういった仕組みをあなたのWEBサイト内に構築していきましょう。
詳しくは次のレベル13で紹介していきます。
初心者向けに作成する
あなたのWEBサイトは誰かの役に立つ(問題や悩みを解決する)ものであるのですが、誰にとって有益であるべきかを考えていきましょう。
あなたが対象とするのは、あなたのWEBサイトで取り上げるテーマの初心者に設定し、そういった方に向けての情報発信に注力することが重要です。
決して上級者を対象にしてはいけません。
初心者だからこそ、あなたのWEBサイトを通じて、閲覧者は悩みや問題を解決するに至るのです。
決して対象者を間違えないようにしましょう。
本当におすすめしたい商品・サービス
そして最後は、あなたのWEBサイトで取り上げるテーマで悩んでいる閲覧者の悩みを解決する手段となる、商品やサービスを前もって調べておくことです。
様々な企業は、自社の商品やサービスを売るためにCMや仲介業者(広告代理店など)を利用して商品やサービスを販売しています。
その販売を代行するために、多くの企業の商品やサービスの販売する仲介案件をあなたのWEBサイト内で紹介できるように準備しておきましょう。
この仕組みづくりに関しては次のレベル13で詳しく紹介していきますが、
ASP(アフィリエイト サービス プロバイダ)と呼ばれる仲介業者から商品やサービスの仲介を受注して、ビジネスとしてその紹介料を頂いていく仕組みと実施の手順について紹介していきます。
まとめ
レベル12では、ゼロからWEBサイトを作る人向けに、WEBサイトのテーマの選定の仕方について紹介してきました。
具体的には、WEBサイトのテーマの選定のための3つのポイント、テーマの市場調査、収益化に向けての準備について紹介してきました。
テーマが決まれば、いよいよあなたのWEBサイトの設計図を作っていく段階に入っていきます。
これに関してはレベル14で詳しく説明していきます。
次のレベル13では、あなたのWEBサイトを通じて収益化していく準備について詳しく紹介していきます。
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テーマ選びってどうしたら良いの?